響け!ブレイジングソウルビート

ジャラランガは使いません。 ポケモンのあれやそれやについて書いたり書かなかったりするブログ

【S2 最終85位R2187】ご注文はおうまですか?

構築経緯

S1は時間と精神を削り大真面目にやって450戦の最終5000位とかいう自分史上最低の成績を叩き出してしまった。

その時は先にテラスタルじゃんけんを仕掛け、そこで取ったアドバンテージで逃げ切ろうという構築・立ち回りを行い、そのじゃんけんの精度が低かったから負けたのだと思っていた。

しかし上位に食い込んでいる人の構築記事を見ると、”テラスタル択を拒否・回避”という文言をいくつも見かけ自分の考えがいかに愚かであったかを思い知らされた。

そこで0から勉強し直すために7世代、8世代の時から仲が良い人達があげていたレンタルパを触って感触を確かめていたところ、この構築が最も自分の手に馴染んだためこの構築の軸を借りて自分なりにアレンジし始めることに。

 

rururyoga.hatenablog.com

 

4体の最強ポケモンを軸としてバンバドロをステロコノヨザルにしたり、フェアリー枠のマリルリサーナイトにしたりと試行錯誤を重ねていたが、バンバドロマリルリが持つ選出誘導性能がこの構築には必要であることに気づき、並びはそのままにS2の環境に合わせて若干チューニングを施して構築が完成した。

パクりではなくパクリスペクトと呼んでほしい。

 

 

単体紹介

マリルリ @ こだわりハチマキ
テラスタイプ:でんき
とくせい:ちからもち
せいかく:いじっぱり
205(236)-112(252+)-100-×-100-73(20)
じゃれつく アクアブレイク テラバースト アクアジェット

調整

でんきテラスタル

ステルスロック込1舞意地4振カイリューひこうテラバーストをほぼ2耐え

同速ケアで気持ちS振り

 

兎年なので採用。

一番上で選出誘導をかけてもらう係。

後述するドラパルトを初手に置くことが非常に多いため、初手で対面したくないカバルドンやドラパルトの選出をある程度抑制し、役割対象であるマスカーニャを呼んできてくれる。

当初はこの選出誘導と見た目のドラゴンの一貫を切るだけの置物だったが、イルカマン軸に対して非常に強く出られたり、鉢巻じゃれつくが受かってないパーティが多く見られたので終盤になるにつれ選出する機会が増えていった。

構築単位でひこうテラスタルカイリューが無理だったため、元の構築ではじめんだったテラスタルはでんきに変更。結局変更した後カイリューに打つことはなかったが、ドヒドイデを吹き飛ばしたり、ゴールドラッシュを半減したりとそこそこ活躍した。最終日にはひこうテラスタルを切った後のHBサーフゴーのでんじはを無効化して消し飛ばしてくれた。むしテラスタルよりは余裕でマシ。

 

 

 

カイリュー @ ゴツゴツメット
テラスタイプ:フェアリー
とくせい:マルチスケイル
せいかく:わんぱく
197(244)-154-160(244+)-108-120-103(20)
じしん はねやすめ アンコール ほのおのうず

 

説明不要の最強ポケモン

最終日前日までりゅうせいぐんとじしんでコロコロしていたが、原案者に相談したところじしん一択だろと一蹴されたためじしんに固定。そのおかげで最終日5勝は拾えた。

技選択に慣れが必要だが、それさえクリアすれば勝ち筋を大きく広げることができテラスタルしてもしなくても最強なのが最強だった。

 

 

バンバドロ @ とつげきチョッキ
テラスタイプ:ほのお
とくせい:じきゅうりょく
せいかく:いじっぱり
207(252)-165(36+)-148(220)-×-105-55
じしん ヘビーボンバー ボディプレス がんせきふうじ

調整

無振りサーフゴーをじしんで確定1

残りB

 

競馬はできそうにないお馬さん。

当初はステロ撒きとして運用していたが、型が認知されているためかこいつをワンパンしようとする特殊ポケモンが後を絶たず、またこのポケモンを見て出てくるウルガモスのすべてがあつぞこブーツを履いていてイラついたためチョッキに変更。

ステロ撒きでないならバンバドロじゃなくても良いのは確かだが、出されると7色のテラスタルでなんやかんやされるセグレイブの初手率・選出率を大幅に下げてくれていたり、前述のマリルリとともにマスカーニャの選出誘導を行うこいつを抜くことはできなかった。

ウルガモスが役割対象なのでテラスタルはほのお。がんせきふうじとヘビーボンバーがあるためフェアリーテラスを切られてもなんの問題もない。

ちなみに元記事の方にバンバドロに関する非常に有意義な豆知識が乗っているので気になった人は見に行ってほしい。

 

 

ドラパルト @ きあいのタスキ
テラスタイプ:ドラゴン
とくせい:すりぬけ
せいかく:うっかりや
163-140-96(4)-167(252+)-85-194(252)
りゅうせいぐん たたりめ でんじは ふいうち

 

本構築のMVP。

”初手ドラパルト対面”という無限の可能性を相手に押し付けながら、自分は目の前に通るタイプの技を打ち、それが通らなかったらでんじはで機能停止にするという安定行動をとることができる。弱いはずがない。

これにより初手テラスタルじゃんけん負けで世界終了という最低な敗北が大幅に減り、立ち回りはもちろん精神面でも非常に安定することができた。

前述したとおりマスカーニャの選出誘導をかけているため初手対面でりゅうせいぐん+ふいうちでほとんど狩ることができる。スカーフサーフゴーもたたりめ+ふいうちで落ちる。対面性能の鬼。

こいつに出会ってやっと僕の9世代がはじまったといっても過言ではない。

 

 

サザンドラ @ たべのこし
テラスタイプ:はがね
とくせい:ふゆう
せいかく:おくびょう
167-×-111(4)-177(252)-110-165(252+)
あくのはどう わるだくみ みがわり ラスターカノン

 

受け崩し担当大臣。

色違い個体のためAをまあまあで甘えているが、みがわりでイカサマを受けることが多いため絶対に0にした方がいい。

ブラッキーやキョジオーン等めんどくさいポケモンを起点にするだけでなく、浮遊はがねテラスタルがセグレイブやカイリューにそこそこ強く非常に動かしやすいためいろんな構築に投げていった。

前述のドラパルトと相性が良く、フェアリーテラスタルをして麻痺したポケモンを上からはがねテラスタルで倒す動きが非常に強力。

 

 

 

サーフゴー @ こだわりメガネ
テラスタイプ:ノーマル
とくせい:おうごんのからだ
せいかく:おくびょう
163(4)-×-115-185(252)-111-149(252+)
(元性格無補正こうげき個体値0)
シャドーボール きあいだま ゴールドラッシュ トリック

 

超火力枠。

カイリューとのタイプ相性が非常に良く、カイリューが崩しきれないサイクルをメガネの火力で破壊してもらっていた。

相手の構築にドドゲザンがいる場合はまず間違いなく選出されているので、有利対面は交代読みきあいだまを押す。交代読みなので当然当たりやすい。

ガブリアスサザンドラなどSが早いポケモンを見ると選出を渋ってしまっていたが、もともととくせいと耐性が最強なので臆せず投げることが重要だと感じた。

 

 

終わりに

S1は本当に最悪なシーズンでテラスタルを1ミリも理解していなかったため、勝っても負けても面白くないと感じるほどでしたが、S2で先人の知恵を得てテラスタルをある程度理解したことで楽しくポケモンができた上に結果もついてきたので非常に良いシーズンを送ることができました。

 

社会人になったので毎シーズンとはいかないもののこれからも対戦できたらと思います。

 

スーパーハイパーウルトラミラクSpecial thanks

ゆよぽよ(https://twitter.com/rururyo323)

 

 

 

 

 

 

 

【初心者向け】素早さ調整 耐久調整について


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サムネ用

 

はじめに

初心者の方向けの記事です。

中上級者の方は既に持っているであろう知識を並べています。ご了承ください。

 

 

 

 

本題

素早さ調整はそのポケモンでどのようなポケモンを意識するのかが重要になってきます。

 

例えばサザンドラの場合すぐ下にヒヒダルマミミッキュドリュウズといった環境topに君臨するポケモンが存在します。様々な構築記事を読むとこれらが基本的に最速(性格補正有りということ)で調整されていることが分かるので、それならサザンドラも最速にして上を取ろうという考えになります。

 

少し複雑な例になるとトゲキッスはダイジェットを撃つことで素早さを上げることができるので素早さ調整が1番顕著に表れます。

 

最速(性格:臆病)にすれば1段階上昇で最速ドラパルトが抜けるようになり、75族のウオノラゴン等がこだわりスカーフを持っていた場合でも抜けるようになります。

控えめのように素早さに性格補正をかけない場合はどこまで抜きたいのかを意識します。

今回僕が使用していたS148振り実数値119のトゲキッスは1段階上昇で最速アイアントを抜ける調整にしてあります。これはダイジェットを撃った後にアイアントを場に出されてそのまま倒されることを嫌ってこのようにしています。1段階上昇でエースバーン・インテレオン抜きまで意識するとS212振り実数値127まで伸ばす必要があります。僕の場合は後者の調整を採用すると耐久値に弊害が出てしまうと考え前者の調整を採用しました。

このように実際にバトルで行われるであろう素早さ勝負を想定して素早さ調整は行われます。

 

これは最初から出来るという訳ではなくバトルでそれをしなかったから負けた経験を生かして行っているものなので
初心者の方はとりあえず人の調整をどこかから引用してその後バトルでその調整による弊害を見つけたら自分で調整するという形が1番良いのかと思います。(自分も初心者の時はそうしていました。)
【ポケモン剣盾】素早さ比較計算ツール【ポケモンソードシールド】 - GameWith

こちらのサイトで簡単に計算できるので使用してみては如何でしょうか。

 

 

耐久調整は素早さ調整の難しいバージョンだと考えて頂いていいと思います。自分のポケモンのHP、ぼうぎょ、とくぼうと相手のポケモンのこうげき、とくこうを意識して実際にバトルで起こるであろう場面を意識して調整します。

例えば

こだわりスカーフヒヒダルマは耐久調整をしないと、こだわりスカーフサザンドラこだわりスカーフドラパルトにだいもんじを撃たれて落とされてしまいますが
H4 D172振りの耐久調整を施すとこれらの技を確定で耐え返しの氷技で落とすことが可能です。

 

耐久調整はただ耐えればいいという訳ではありません。耐えた上でそのポケモンが相手のポケモンに何が出来るのかを考えた上で調整を施す事が重要です。


例えばミミッキュドリュウズアイアンヘッドを耐えるよう耐久調整を施したとします。
しかしそのミミッキュの技構成が
じゃれつく/シャドークロー/かげうち/つるぎのまい
だったらどうでしょうか。
相手のドリュウズの攻撃を耐えたとしてもこちらのミミッキュドリュウズに大した打撃を与えることなく次のターンには落とされてしまいます。耐久に努力値を割いているため攻撃性能も低いです。非常弱い型であると言えます。

それもそのはずでこのような耐久調整を施されたミミッキュは基本的にトリックルームを貼って裏のサポートをする為に開発されています。
ミミッキュトリックルームを貼りたい→かたやぶりドリュウズアイアンヘッドが厄介だ→ならそれを耐えるような調整を施そう
という順序で生み出されています。
じゃれつく/かげうち/トリックルーム/のろい
のサポート主体のミミッキュであればこの調整はとても生きており、強い型と言えるでしょう。

このようにただ闇雲に”耐えるだけ”の調整は何の意味も成しません。何をするために耐えるのかを考えるのが調整を行う上では重要です。

素早さ調整同様初心者であれば
そのポケモンの耐久調整の意図が書いてあるブログがこの界隈には溢れているのでその中から自分に合っているものを選び引用し、バトルを重ねていく上で自分の構築やプレイングに必要な調整を生み出すのが最も効率的かと思います。

 

ぽけっとふぁんくしょん!

こちらには中上級者が自分のポケモンを構築単位で詳細に語っているブログが掲載されています。

 

ポケモン育成論ソードシールド|ポケモン徹底攻略

こちらでは様々な人達が考えた様々なポケモンの型単体について詳細に語られています。

 

 

「ダメージ計算SS for ポケモン ソード & シールド」 - iPhoneアプリ | APPLION



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iPhoneであれば上 Androidであれば下のダメージ計算ツールがおすすめです。

 

 

 

 

【ポケモン剣盾】努力値調整を考えるために絶対に覚えておくべき基礎知識① | ポケモンソルジャー【ポケソル】

詳しくなってきたらこちらの記事を読むとさらに知識が深められると思います。


これらを参考にすると素早さ調整、耐久調整というものが見えてくると思います。

 

 

終わりに


今ブログを書いていたり”強者”と呼ばれている人達も最初はこのような学びを行っています。
難しい所は少なくないですが、その先にあるポケモンバトルはより面白いものになることを1人のプレイヤーとして保証します。頑張ってください!

 

 

 

質問等はいのすけポケ (@inosuke_poke)までお願いします。いのすけポケ (@inosuke_poke) | Twitter

【S2使用構築】轟け!うたかたのアリア ラプラス始動対面構築【最終67位】


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はじめに

S2お疲れ様でした!

初めましての方は初めましていのすけというものです。

今回は目標にしていた最終2桁順位を取る事ができたのでその時使用していた構築を書いていこうと思います。


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構築経緯

コンセプトは「Easy winを許さない」。
ヒヒダルマアイアントパルシェン、ウオノラゴン、パッチラゴン、ギャラドストゲキッス
その攻撃性能が非常に高く、対策を怠ると簡単に対戦を終わらせてくるのでその対策をしっかり構築に入れることを意識し、好き放題やられて降参を押させられるという1番心に来る負けを無くすこと、どの構築に対してもプレイング次第で何とかできる可能性を残す汎用性がある構築を組むことを心がけた。


その中でヒヒダルマに対して2体がかりで抑え込むことができ、パルシェンアイアントに対してもギルガルドがストッパーまたは後出しからダイマックス枯らしを行え、さらに単体性能も汎用性も非常に高いサザンドラギルガルドの並びに注目。前期結果を出した構築記事にもこの並びは多く見られそれらを参考にしながら構築を組み始めた。

この2体で厳しい高耐久水ポケモンに対してラプラスが非常に有利に戦え、かつ対面性能も非常に高く汎用性があったため採用。

ここまで相手のサザンドラの一貫や、自分の構築の軸となる攻撃性能の高いダイマックスエースが居ないことが気になったため、その2点を埋めることが出来るトゲキッスを採用。

様々なポケモンのストッパーになり汎用性という意味でどのポケモンよりも秀でているミミッキュを採用。

最後の1枠はこの5体では相手のミミッキュロトムに対して後手に回ることが多かったためそれらに睨みを効かせられるドリュウズを採用した。

(参考構築記事)

【剣盾s1最高18位最終29位】錬心ミロガルド - 留王のおしごと!

 

 

ポケモン剣盾シーズン1最終5位構築 とりあえず強いやつ詰め込んだスタン - ユユユヨヨのポケモン日記

 

 

 

単体紹介


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・対策可能Easy win
ヒヒダルマ(ギルガルドとの組み合わせ)
ウオノラゴン
パッチラゴン
アイアント(であいがしらケア必須)

スカーフ枠で最も性能が高いと考えているポケモン

行動バレ、型バレしていてもその数値と技範囲の優秀さで役割を遂行できる。性格、努力値、技構成すべてが完成しており汎用性を求めたこの構築のコンセプトに最もマッチしたポケモン

ヒヒダルマに対してはとんぼ返りからギルガルドに引くことでサイクルを回し、次サイクルでだいもんじを撃つことでD振りを含めた全ての型に対策可能。(1度だけサザン対面で地震を押されてガルドが死んだ)

フェアリーに対する打点としてラスターカノンが欲しいことも何度もあったが切れる技が1つも無かったため見送った。そのため相手のパーティにトゲキッスニンフィアがいる時は投げないことの方が多かった。

 

 



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・対策可能Easy win
ヒヒダルマ(サザンドラとの組み合わせ)
パルシェン(後出しから)
アイアント(後手からのダイマックス枯らし)

・調整意図

陽気ドリュウズのじしん確定耐え

だいたいのニンフィア バンギラス抜き

 

サザンドラとの相性の良さとその数値の高さが魅力的なポケモンダイマックスとの相性の悪さや数値の引き下げが向かい風ではあるが、数値の低いポケモンが環境に増えたという相対的強化がなされていることを見逃してはならない。

今回物理型にしたのは相手のニンフィアカビゴンラプラスといった特殊耐久に秀でたポケモンが非常に辛かったためである。

サイクルを回すため、キンシとの相性の良さからたべのこしを持たせたが、繰り出し時にたべのこしを見ると特殊型を警戒されがちであり、物理型のギルガルドがよく通る傾向にあった。

しかし最終日付近であくびを持ったカビゴンニンフィアに多く遭遇する様になったため持ち物をラムに変更。ピンポイントメタ的にはなったがしっかりと機能して最終日の勝利に貢献してくれた。

 



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・対策可能Easy win
ウオノラゴン(後出しから)
アイアント(技選択次第)
ギャラドス
パルシェン

このパーティにおけるMVP。選出率1位。

高い耐久、広い技範囲に加えて無効化されない先制技もあるため対面性能が非常に高く対水タイプはもちろん
初手に出てきがちなドラパルト、ドリュウズサザンドラ、エースバーン、ギルガルドにほぼほぼ有利を取れる。弱いはずがない。

初手ラプラスで荒らしてトゲキッスミミッキュを展開する動きが非常に強力。相手にダイマックスされなければ一方的に倒されることは基本的にない。ダイマックスをすれば相手を半壊させられるときは初手であっても積極的に切って、先攻逃げ切り勝ちを狙いに行った。

じゃくてんほけんはムラがあるアイテムではあるがラプラスダイマックス時の超耐久と火力不足を補えるという点で非常にマッチしていると個人的には思っている。

身代わりを持たせ対ドヒドイデ性能を上げたつもりだったが今期は普通にTODされてしまうので途中で絶対零度に変更。数値受けの突破やどうしても無理な時の最終手段として入れたが実際はダイアイスの威力上昇というのが1番受けた恩恵だった。(元技がフリドラだと120 絶対零度だと130)

というのも絶対零度という技は撃つ場面を間違えるとただただ勝率を下げるしょうもない技になってしまうのだ。

例えば初手カビゴンナットレイ対面に出くわす度に絶対零度を押していては、仮にその場では当たってアドバンテージを取ったとしても、それを繰り返していては総合的な勝率は間違いなく低下する。絶対零度を最も生かせる場面、勝率0%を30%に上げられる場面以外は極力撃たないプレイングを心掛けていた。

 



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・対策可能 Easy win
なし

(というかこちらが仕掛ける側)


つよいポケモン

アーマーガアで止まらないエースとして採用。
前期結果を残したゆよの記事からパクってきたが想像の何倍も強かった。元の記事よりSを少しあげS+1で最速アイアントを抜けるようにして耐久を削っている。

火力が過剰に感じることもあるが、非ダイマックス時にも火力が出て裏と合わせて相手のダイマックスポケモンの処理が可能になったり、受け構築に一切の隙を与えなかったりとこの超火力に助けられた場面も多くあった。

素早さが足りないのが唯一のネックであり相手のスカーフ枠に弱いがそれは他でサポートしてあげればそこまで気にならなかった。

 



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対策可能Easy win
ヒヒダルマ
ウオノラゴン
パッチラゴン
ギャラドス
トゲキッス

つよいポケモンその2。

珠はトゲキッスに持たれているのでのろいのおふだを使ってみたが火力不足に悩まされることはそこまで無く、珠ダメージが入らないことによりダイマックス時の耐久を高く保つことができるという利点もあったので使いやすかった。

トゲキッスギャラドスといったダイジェットエースへの切り返し、弱点保険ドラパルトの切り返しが非常に強力。特にこの構築は対面性能高めのポケモンで構成されているためミミッキュがよく生き、例えばギルガルドラプラスでドラパルトを削ってダイマックスターン消費してミミッキュ剣舞かげうち圏内、ドリュウズでなんやかんやをして削って剣舞ダイウォールダイホロウでの切り返し等、試合の流れを掴みやすかった。

ゴーストダイブとシャドークローは一長一短であるがゴーストダイブダイマックスターンの枯らし、ダイホロウの威力上昇というメリットを評価してゴーストダイブにしている。

 



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対策可能Easy win
パッチラゴン
ギャラドス
トゲキッス

諸説枠。

最終日手前まではロトムミミッキュ意識のかたやぶりで採用していたがそもそも選出があまり出来ない事、相手のすなかきドリュウズギャラドストゲキッスに対する切り返しはいくらあっても良いということですなかきに変更した。実際これは正解だったと思う。

つのドリルの枠は最終日にかわらわりから変えたもの。あまりにも撃つ機会がないのでそれなら受け構築にラプラスと合わせてかなりの数の一撃必殺を仕掛けられるということでつのドリルを採用したが、結局撃たず仕舞だった。ロックブラストやステルスロック等の採用もありだと思う。

今期はTODというやべぇルールのおかげでアーマーガア減って通しやすくなるかなと思いきやカビゴンが大量発生して結局通し辛かった。

あまり出せなかったので変えようと思ったが
そもそも襷ドリュウズというポケモンの性能が高いこと、ドリュウズが相手の選出に掛けてる圧力を考えると抜くことは出来なかった。

 

結果

TNいのすけ 最終67位
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(下は8:59更新時)

 

終わりに

今期は中盤まで順調に勝てていたシーズンでしたが、 シーズン終盤のカビゴンの増加等の環境の変化が厳しく何とか対応しようと試行錯誤を繰り返しました。

その結果目標を達成出来たことは嬉しいのですが、もっと早くに環境に対応してプレイングを煮詰めていればもっと上を見ることができるシーズンでもあったのかなと思います。

とはいえこの構築は結構自分の中で纏まった自信作なのでもし使って頂けたら嬉しいです。

そろそろ社会人になるので今までみたいにガンガン潜れるか怪しいですがこれからも頑張っていきたいです。

 

構築の質問等はいのすけポケ (@inosuke_poke)までお願いします。 いのすけポケ (@inosuke_poke) | Twitter

 

Special thanks

最終日朝通話してくれたちべん

最終日2桁で狼狽えてる僕にアドバイスをくれた皆

【S1使用構築】メンタルハーブアーマーガア入り対面構築【最終161位】

1.はじめに

はじめましての方ははじめまして。

いのすけというものです。

剣盾S1お疲れ様でした。

自分の結果は奮いませんでしたが多くの人がポケモンに夢中になって取り組んでいる光景を見るとやっぱり楽しいですね。それが年明けすぐってのが地獄なんですが。

何はともあれメモがてら構築をつらつら書いていこうと思います。

 

 

 

2.構築経緯

とにかく勝てなくて困っており、特にアーマーガアが重かったのでアーマーガアに勝てるダイマックスポケモンとしてトゲキッスを軸に添えて構築を組むことにした。
相手のダイマックスポケモンの切り返しとしてミミッキュ、先発に置きやすく詰めにも使えるドリュウズ、相手に使われてとにかく強いアーマーガア、ヒヒダルマを倒せる(と当初は考えていた)サザンドラ、ここまで受けがあまりにも辛く水の一貫が恐ろしいのでラプラスを採用した。

 

 

3.単体紹介


トゲキッス@リリバ ※きょううん
臆病cs
エアスラ マジシャ 文字 くさむすび

悪巧みを切ってくさむすびを採用。
ミトムやトリトドンドサイドンなどに誘いながら強く出られる点は評価できたが、ダイウォールが使えないのが本当に辛かった。
正直全くおすすめできない。
リリバはあまりにも重いアイアントと砂かきドリュウズを止めるために採用したが発動機会が少なく腐り気味だった。

 


サザンドラ@スカーフ
臆病cs
あくは 流星群 文字 気合玉

主に初手ヒヒダルマを大文字で焼き払うために採用したが、シーズン終盤襷だったりD振りが横行し全く思惑通りに動かなかった。
ただこのポケモンのこだわり解除ダイマックス、特にダイドラグーンがかなり強いので汎用性が高く使い勝手の良さを感じた。

 


ミミッキュ@珠
陽気as
じゃれつく ゴーストダイブ かげうち 剣舞

今更語ることも特に無い最強ポケモン
このゲームは相手のダイマックスをいかにいなすかが勝負を分けると考えているので、非ダイマックスで相手のダイマックスと渡り合えるゴーストダイブは本当に強かった。

 


ドリュウズ@襷 ※かたやぶり
陽気as
じしん アイへ がんぷう ステロ

8世代版ガブリアス
何でもできる最強のポケモン
この構築ではロトムが多少重いので型破りで採用したが砂かきの攻撃性能もエグく、相手の砂かきドリュウズを切り返すために砂かきに変更するのも充分に考えられる。

 


アーマーガア@メンタルハーブ ※ミラーアーマー

わんぱくHB ※S無振り
ブレバ ボディプレス 鉄壁 羽休め

†メンタルハーブアーマーガア†
1度ちょうはつを無効にして鉄壁を積み下からボディプレスを連打することで
最近流行りのSに大きく割いて上からちょうはつさえ打てればミラーを制すことが出来ると考えているアーマーガアや、ちょうはつさえ入れれば起点にできると思ってるギャラドスを返り討ちにする。
半分は持ち物なしで戦っているようだがアーマーガアというポケモンが強すぎて気にならなかった。がオボンの回復によるダメージ感覚が染み付いているとちょっと使いづらい。

 

 

ラプラス@喉スプレー ※ちょすい
控えめbc
うたかた フリドラ 礫 みがわり

BCラプラス
Hが非常に高いポケモンなのでBに極振りすることでかなりの物理耐久を手にすることができる。無補正エースバーンの膝不意やギルガルドのインファ影を耐えて対面から勝つことが出来る。相手の想定外の対面性能と崩し性能を持つため非常に使い勝手がよかった。

 

 

 

4.結果
最高88位 最終161位

途中までルチャブル軸で燻って最終日前々日からこの構築を使い始め、プレイングの煮詰めが乏しかった状態で最終日に向かったのを反省して、S2以降に活かして行けたらと思う。

 



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受け破壊特化アーマーガア


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完全に机上論。

試してすらない。

 



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わんぱくの方が効率がいい。

受け回しに対してやけど入った挑発ビルドアーマーガアがいろいろしんどかったのでみがわりを採用してみようというアレな発想。

アーマーガアのsラインはこの記事を参考にした。(無断転載)

http://chibenpoke.hatenablog.com/entry/2019/12/04/234518

 

彼がまずミラーでs負けしないと言っていたのでそれを抜けば全部抜けるでしょっていう勝手なアレ。

 

はねやすめがないのがどうなるんだろうという感想。

技スペ5個くれ。

 

 

おわり。

耐久調整ドラパルト

前略


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ドロンチ可愛い

 

初手ドラパルトミラーが嫌なのでダイマックス択込で強そうなドラパルトを開発しました。

 

 




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意地特化ドラパルトのドラゴンアロー
きのみ込超高乱数耐え(96.6%)

控えめ特化サザンドラあくのはどう
高乱数耐え(81.2%)

意地特化ごりむちゅう
ヒヒダルマのつららおとし
ダイマックス時確定耐え

 

意地特化珠ミミッキュのダイホロウ

ダイスチルによるB↑+ダイマックス時

50%~58.7%

意地特化珠ミミッキュのかげうち

ダイスチルによるB↑ 通常時

33.3%~41.5%

 


無振りダイマックスドラパルトに対して
ドラゴンアロー+不意打ちで大体落ち(97%~)


最速サザンドラ抜き

 

 

 

ハバンのみとは竜技半減の実です。

鋼の翼を採用することで後出しされるミミッキュにも勝てるようにしています。

珠、鉢巻ドラパルトは無理です。

あと対面ダイホロウも無理です。

今流行りがちなスカーフや襷でミラー勝ちに来るやつを56して気持ちよくなりましょう。

 

おしまい

【S15使用構築】スラッシュアックス×オノノグロス【最高2075】【QR有】

 

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1.はじめに
S15お疲れさまでした。
いのすけです。

苦しんだシーズンでしたが何とか滑り込みで2000を達成し、一緒に戦ってきたオノノクスについて書きたかったので今期も記事を書いていこうと思います。

それなりにまとまった構築なのでオノノクス使いの方や、ヒトムレヒレグロス使いの方の参考になれば嬉しいです。

 

QR

3ds-sp.pokemon-gl.com

 

2.構築紹介

バトルフロンティアというオフ会で某ガルランドのめっちゃ強い人と会話したときに従来のヒトムレヒレグロスではガルーラ軸に対して相当な不利であることをようやく理解し、その欠陥を埋めるためにゴツメランドロスを入れたヒトムレヒレグロスを作ろうと画策したところからスタート。

前期の構築をベースとしているので基本選出に絡むミミッキュは確定。

どうしても受け構築に対して勝率が伸びず悩んでいたときに、かたやぶりによって厄介な特性をすべて無視して破壊できるオノノクスが目に止まり見た目も好きだったため採用。微調整を重ね構築が完成した。

以下個体別紹介

 

 

ぽけっとふぁんくしょん!

オノノクス@ドラゴンZ(かたやぶり・いじっぱり)
151( )-218(252)-111(4)-×( )-90( )-149(252)
げきりん/じしん/つるぎのまい/ちょうはつ

 

オノノクス@ドラゴンZ

受け崩し担当大臣。
前期死ぬほど苦しめられたヤミヌケやヌオーへの憎しみから生まれたポケモン
崩しのコマでありながらてんねん、ばけのかわで止まらない「かたやぶり」という特性が非常に優秀。それを最大限生かすために準速ミミッキュを抜けるASぶっぱ。

剣舞+挑発でカバルドンエアームドを起点にして抜いていく。
火力は素晴らしくエアームドテッカグヤであっても剣舞ドラゴンZ+げきりんでゴリ押せる。

ただ耐久が心許なくあらゆる攻撃を2耐えしない、抜群攻撃だと致命傷になり役割を果たせないという欠点があり後出しから起点にするという行動はほぼ不可能。
ヒトムのボルトチェンジを生かしラッキーやドヒドイデバンギラスなど攻撃力が低く物理受けに交換してくるであろうポケモンとの対面を作り舞うことが重要。

 

ぽけっとふぁんくしょん!

メガメタグロス@メガストーン(かたいツメ・いじっぱり)
171(124)-210(204)-170( )-×( )-130( )-153(180)
しねんのずつき/れいとうパンチ/アームハンマーバレットパンチ

 
メタグロス@メガ


いつもの
今期はヒトムレヒレグロスがほとんどいなかったので前期の同速意識の調整ではなく普通の結論調整を使用した。

サイクルも対面も崩しもこなせる最強のポケモン

特に語ることはないがこのポケモンの対面性能を使いこなすのが勝率を上げるコツだと思っている。

今期はテッカグヤが死ぬほどいたのでかみなりパンチを採用したかったがランドロスボーマンダの威光に怯えてれいとうパンチを切ることができなかった。

 

ぽけっとふぁんくしょん!

ロトム炎@こだわりスカーフ(ふゆう・ひかえめ)
125( )-×( )-127( )-172(252)-128(4)-138(252)
オーバーヒート/ボルトチェンジ/めざめるパワー氷/トリック

 
ヒートロトム@スカーフ

いつもの。
この構築は相手のメタグロスゲッコウガ、速いカプ・レヒレが重いのでスカーフで採用。ボルトチェンジから展開できる初手性能はさすがの一言。

大流行しているカビゴンにトリックを撃つ役割もあった。

ただそれ以外では炎zが非常に刺さっていたように感じたのでパーティーの他の枠でこれらを補う必要があったと反省している。

 

 

 

ぽけっとふぁんくしょん!

カプ・レヒレ@ミズZ(ミストメイカー・ひかえめ)
175(236)-×( )-144(72)-153(196)-150( )-106(4)
ハイドロポンプムーンフォース/こごえるかぜ/めいそう

 

カプ・レヒレ@ミズZ

いつもの。

今期はミミガッサ系統のパーティーが少なかったので、ボーマンダやリザXと撃ち合ってもらうためのHbCヒレ

こごえるかぜは対ミミッキュや起点回避用に入れたが殆ど撃たなかった。
挑発やめざ炎のほうがよかったかもしれない。

 

 

ぽけっとふぁんくしょん!

 
ランドロス霊@ゴツゴツメット(いかく・わんぱく)
196(252)-166(4)-156(252)-×( )-100( )-111( )
じしん/はたきおとす/とんぼがえり/ステルスロック

 

ランドロス@ゴツゴツメット
対ガルーラ軸、クチート軸への回答。
このポケモンのおかげでこの2つの軸に対しての勝率をあげることができた。

ミミッキュは言わずもがな、はたきおとすを持つことでカビゴンも後出しから咎められる。(ボーマンダ入りには基本的に出さないのでがんせきふうじは切った。)

クッション性能が素晴らしく今までの攻め一辺倒のヒトムレヒレグロス構築よりも立ち回りの幅が広がったが、選出を読み間違えると全く刺さらないお荷物になってしまうので、確実に仕事ができる構築を見極めて選出していた。

 

ぽけっとふぁんくしょん!

ミミッキュきあいのタスキ(ばけのかわ・いじっぱり)
131(4)-156(252)-100( )-×( )-125( )-148(252)
じゃれつく/シャドークロー/かげうち/つるぎのまい

 

ミミッキュ@襷
いつもの。
対面性能、崩し性能、詰め性能をZなしで持つ最強ポケモン。語ることナシ。


3.選出

基本選出 

この構築において汎用性・誤魔化し性能の高い選出。
迷ったらこのどれかから選出する。

1.ヒトム+レヒレグロス

ヒトムのボルトチェンジから展開してサイクルを回す選出。メタグロスの一貫を作ることと数的有利を取ることを意識する。


2.ヒトム+レヒレミミッキュ 

ヒトムレヒレでサイクルをしながら最終的にミミッキュで詰める選出。メタグロスが役割を果たせないギルガルド入りの構築に良く投げていた。

 

3.グロス+レヒレミミッキュ

対面性能に振り切った選出。
グロスとレヒレで最低限のサイクルを行いながら相手の体力を削りきる。
キノガッサやテテフが入っている攻め寄りの構築に対して良く投げていた。

対処選出

対受けループ
ヒトム+オノノクスミミッキュorメタグロス

ヒトムのボルトチェンジランドロスのとんぼを駆使して特殊受けとオノノクスの対面を作って舞ってドラゴンZでゴリ押す。
挑発は読まれないので積極的に押す。


対ガルーラ軸
ヒトムorレヒレランドロス+@1

ガルーラにねこだましを撃たせてゴツメで削り、通りの良いヒトムで一掃する。
ランドロスミミッキュにも役割があるため体力管理をしっかりと行う。


クチート
ミミッキュorグロスランドロス+@1

ラティアスやレヒレを意識して初手ミミッキュを置いていたが、ボルトロスランドロスボルトチェンジ、とんぼがえりからクチートを展開されるとかなり厳しいのでメタグロスを出すこともあった。
ランドロスクチート対面のとんぼ択が勝負の鍵となる。


他に聞きたいやつあればDMか何か送ってくれれば答えます。


4.重いポケモン

ポリゴンZ
耐久振ったじこさいせい持ちはホントにきつい。何とか起点回避してメタグロスとの対面を作るしかないが至難の業。

テッカグヤ
この陰キャ無理。やどりぎとまもる押されてるだけでイライラが止まらない。そしてプレミする。もっとイライラする。はあ。

・ブルドヒ
いないから切った。当たったら無理。

カプ・テテフ
重いというか強制的に選出択になるのがきつい。可愛くねぇんだよカスって誰かが言ってたけど分かるようになってきた。


オニゴーリ
今期も温まる運負けをたくさんくれてありがとう。二度とその面を見せるな。


5.結果
最高2075


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6.さいごに

やっぱり最終日に2000帯でやる緊張感あるバトルは一番楽しいですね。

もしかしたらこんなレーティングバトルができるのがあと数カ月しかないのかもしれないと思うと涙が止まりません。

来期は7世代環境最後の可能性があるので気合入れて臨んでいきたいと思います。

ここまで読んで頂きありがとうございました。何か質問があれば@inosuke_pokeまで。